アメリカ(U.S.A)で中堅銀行が破綻し金融不安が広がっています。

ヨーロッパにも影響が及びスイスのクレディ・スイスをUBS(ユニオンバンク・オブ・スイス)が買収するという話が持ち上がっています。

将来の相場に対する投資家の心理状態を反映すると言われるVIX指数(恐怖指数)も上昇しています。

アメリカ国内では取り付け騒ぎなども起きる可能性があり、ドルを確保する必要性が高くなっています。

これ以上金融不安を拡大させないため、FRB(アメリカの中央銀行)は日本を含む世界の5つの中央銀行と協調して、ドルの供給を拡充すると発表しました。

円安に苦しんでいた日本ですので、どんどん手持ちのドルで円を買えばよいはずでしたが、この金融不安により円高に動いています。

そのため、皮肉なことに、少し前より円を買う必要がなくなってきてしまっています。

それでもドルを供給し続ける必要はあるので、日本もしばらくはドルを供給することになるでしょう。

アメリカでもFRBが金利を引き上げるのではないかと言われていた時期ですので、金利が引き上げられれば国内の預金は使われる可能性が低くなり、市場には出回りにくくなります。

一方で海外からは、ドルを買う動きが出やすくなります。

ドルが不足する条件が揃ってしまいそうなのです。

そのため、早めに手を打っているということだと思います。

リーマンショックの経験を経て、このような中央銀行間の協調的な行動が取られるようになってきています。