新型コロナウィルスの分類が5類に引き下げられ、行動制限なども緩和される国が多く、人の移動が増えています。

アニメや日本食が海外でも人気があることや円安も手伝って、日本に来る外国人が増えています。

新規入国者の数は、2023年前半だけでも、コロナ禍の7割ぐらいまで回復しています。

観光客としてくるだけでなく、日本で仕事をする外国人も増えています。

日本側としても人手不足のため外国人に働いてもらわなければならない事情もあります。

出入国在留管理庁が、日本に在留する外国人が過去最多を更新したことを発表しました。

最も多い在留資格は永住者です。

次に、技能実習が続きます。

永住者になるには、一定期間日本に滞在しなければならないため、すぐに取得することはできません。

日本で働いてみて、長く日本に住めるような在留資格がほしいという外国人が多いことがわかります。

ただ、本人の希望だけでなく、長く日本にいると、その間に子供ができたりして、子供のためにも日本にいられる環境を調えたいというケースも多いようです。

現在、2番目に多い技能実習については在留資格の存在自体を見直そうという動きがあり、就労という部分については特定技能に切り替えられていくことになりそうです。

技能実習は、日本で技能を身につけることが本来の趣旨です。

特定技能は、一定のスキルをもった人が日本で働けるという在留資格です。

少々在留資格の目的が異なりますが、この違いにどう折り合いをつけて日本で働く外国人を増やしていけるかということが今後の課題になりそうです。

人手不足の業種については、すでに特定技能に追加された業種もあり、更にこれから追加されることが決まっているものもあります。

外国人在留者の数は、今がピークということではなく、これからもっと増えていくことになりそうです。