アメリカ(U.S.A)の大統領選の雲行きが怪しくなっています。

トランプ氏が復活するのではないかという見方に信憑性が出てきてしまっているのです。

他国の大統領に誰がなっても関係はなさそうですが、アメリカとなれば無関係ではいられません。

日本との軍事的、経済的な結びつきは強く、誰が大統領になるかによって日本の政策も左右されかねません。

アメリカ国内では当然大きな影響があります。

前回トランプ氏が大統領となったことにより、アメリカ国内では国民の分断が起こったといわれています。

トランプ氏の問題だけではなく、このところアメリカ国内の閉塞感や、海外での存在感の低下から、アメリカ国内で、これまでとは少し異なる共産主義的な考え方を持つ人が増えてきています。

そのような人たちの中から政治的な力を持つ人も出てきているのです。

カリフォルニア州で950ドルまでの窃盗が軽犯罪となる法改正が行われたことを知っている方もいらっしゃると思います。

このような法改正が行われてしまうのも州レベルでの政治家の権力構造の変化が現れていると見ることができます。

また、イスラエル(イスラエル国)とハマスの問題にしても、トランプ政権がイスラエルに肩入れしすぎた影響は否定できません。

元々政治家ではないトランプ氏に大統領をやらせてみたら、リーダーシップを発揮したということが支持者にはわかりやすかったのだと思います。

しかし、明らかに違法なことをしていますし、言っていることにも嘘が多い人を大統領として選んでしまうのはアメリカ国民にとっても良いはずがありません。

アメリカといえば多様な人材がいるはずの国なのですが、政治の世界が、そのような人が活躍しにくい場になってしまっているというのは、国を問わないのかもしれません。