大分大学と製薬メーカーのエーザイが原因物質の蓄積度合いから軽度認知障害を予測できる腕時計型の生体センサーを開発しました。

認知症の約6割はアルツハイマー型のもので、アルツハイマー病を発症する前には軽度認知障害になります。

原因物質となるアミロイドβたんぱくが大脳皮質にどれぐらい溜まっているかを計算することにより、軽度認知障害であるかどうかが予測できるというものです。

このような技術が更に進めば、予防医療に役立ちます。

認知症だけでなく、他の病気を予測できるセンサーも開発し、今あるスマートウォッチにこの機能を取り込めれば、スマートウォッチによって病気の予測ができるようになる日も近いかもしれません。

時計によって健康状態を正にウォッチしてもらえば、健康状態が怪しい時に、医者に相談ということも、これからは可能になっていくかもしれません。

スマートウォッチのデータをリアルタイムで解析する病院や医師によるサブスクのサービスなどもビジネスとして成立するかもしれません。

健康状態が怪しいと病院や医師から呼び出しがかかるというのは、あまりいい気はしませんが。

データをクラウドに保存しておけば、病気が発覚したときの資料としても役立ちます。

スマートウォッチは、現在のこんな機能も付いているという状態から、健康管理に役立つアイテムとして急速に発展するかもしれません。

病気の原因やメカニズムの解明もこれまでよりも精度が高いものとなっていきそうです。

単に機能が増えるだけのうような気がしますが、これからやって来る技術の進歩は、大きく生活を変えるものが増えていきそうです。