建設業関連で公共工事の事務についての研修に行ってきました。
公共工事の事務自体は建設業者の中で仕事がなされているわけですが、行政書士自体が中に入ってこの仕事をするわけではありません。
ただ、全体の流れを知ることにより、許認可に加えコンサルティングを行っている行政書士はいると思います。
部分的には事務の一部を受任するということも可能かもしれません。
公共工事を入札する際は入札額に目が行きがちですが、工事自体を見積るということがとても難しいことなのだと改めて感じました。
発注したい工事について、業者さんに見積もりを出させても、金額の算出根拠となる長さや量が業者ごとにずれると、同じ工事のはずなのにちょっと違うものをそれぞれ造ろうとしているように見えてしまうわけです。
測量した距離がいくつになるのかなど業者さんは答えと思われる数字を外さないように相当神経を遣っているはずです。
実際には工法などによっても、使う材料や工数も変わってくるので、独自の工法であるほど他から情報を得ることが難しくなるのだと思います。
設計や事務処理が正確に行われ、それを工事で実行に移すことにより、正確な工事が完成されるのだと改めて感じました。