前回記事の中でリバースモーゲ-ジについて別の機会に書くと書いたので忘れないうちに書いておきます。

まず普通の融資の抵当権について書きます。
通常お金を借りる時は担保をとられることが多いです。

貸し倒れを防ぐために不動産があれば不動産を担保に取られます。

返済が滞った時に不動産を換価しやすいように抵当権を設定します。
不動産の価値を見積もって、不動産の価値以下のお金しか貸さないようにすれば、不払いとなったときも金融機関は損をすることはありません。

実際には不動産の査定が甘かったり、融資後に価値が下落したりして損失が出ることはあります。

ですので尚更担保をとらなければお金を貸してくれないようになります。

通常の融資では不動産を査定して融資額が決まり、不動産に担保権を設定して融資額のお金を借りて毎月返済していきます。

老後資金のためにお金を借りて働かない年齢になってどうやって返済するのか躊躇するのは無理もありません。

仮に返せなくなったら自宅をとられてしまいます。

そういった不都合を回避するために利用されるのがリバースモーゲージです。

言葉どおり通常の抵当権の逆だと思ってください。

リーバースモーゲージの場合、毎月の生活費などをどんどん借りていきます。
はじめに借りて返済するのではなく、毎月借りていくイメージです。

そして自分が死んだ後に金融機関に自宅を売却してもらって借入総額を回収してもらうのです。
そのため、子供に家を残す必要がない人などの利用が中心になります。

子供に自宅を残す必要がないなら自分が生きている間住めればよいわけで、最後に借入額が確定したら自宅などを売却して回収してもらうという仕組みです。

借りたものを返すのは一緒ですが、借りて毎月返済するのではなく、毎月借りていくのです。
この部分が逆なのでリバースモーゲージと呼ばれます。