皇居周辺や都心部でのドローンの目撃情報が出ています。

もちろん飛行禁止区域です。

警察官による目撃もあるものの見失っているためドローンなのかどうかもわかりません。

対策を強化せよという声が多いですが規制としては既に相当な規制がかかっています。

規制自体というよりも規制違反をどう捕まえるかという問題になります。

これにはヘリで捜索などの対応もあると思いますがドローンで追跡すべきではという意見があります。

技術的に可能かどうかという問題とは別に問題が生じる可能性があります。

仮に飛行禁止区域に捜査用のドローンが飛んでいたとしたらパトカーほどはメジャーではないためドローンが飛んでいると通報される可能性があります。

通報があると目撃されたのが捜査用のドローンなのか違反者のドローンなのかの区別が難しいです。

パトカーのように色彩や赤色灯のようなもので区別しようとしても違反者が同じ見た目のものを用意したら今度は通報されないということにもなりかねません。

まだまだ取り締まり用のドローンがメジャーではない以上相当注意して運用しないと混乱をもたらすだけのような気がします。

ドローンの出す電波を補足するか一定の大きさの飛行物体を探知できるレーダーのようなものを開発したほうが実用的なのかもしれません。

警察は既に取り締まり用の電波銃のようなものの導入を決めていますが、違反しているドローンがどこに飛んでいるのかを捜査するための手段が必要になることに変わりありません。

これらの技術は需要が多くなると競争が進み技術が上がってくるという性質のものですが捜査用のドローンの民間での需要があるとは思えないので専用のものの開発が必要になるかもしれません。

ただそうなると低コストでの開発は難しくなるような気がします。

車のナンバーのように個体を識別できる機器を搭載したドローンしか飛ばせなくするというのも一つの方法かもしれません。