来年のオリンピック・パラリンピックを前に受入体制の整備が進んでいます。

政府は20200年に訪日外国人の数の目標として4000万人を掲げています。

実現するかどうかはわかりませんが相当な数の外国人がやって来ることになります。

出入国手続きだけでもこれまで通りと行かないことは予想がつきます。

現在日本人が出入国する際は空港で顔認証ゲートが使われています。

昨年指紋認証が導入されましたが事前の指紋登録が必要なため低い利用率にとどまっていました。

顔認証では事前登録などは不要です。

どのような仕組みかというと鏡のような縦長の画面の前に立ちパスポートの顔写真と本人の顔をシステム上照合する仕組みです。

外国人の場合これを出国手続きだけで利用する予定でいます。

出国手続きの手間が減る分を入国手続きに人手や手間をかける方針のようです。

入国手続については顔写真による本人確認だけではまずいということでしょう。

外国人の場合3ヶ月以内の短期滞在を目的とした観光客が対象となります。

今月末に羽田空港で導入され、成田空港、関西空港、福岡空港、中部空港、新千歳空港、那覇空港と国内の7つの空港で導入されます。

2020年7月頃までには導入を完了する予定です。

出国手続きでの利用なのでオリンピックギリギリでも間に合うわけです。

オリンピックで来日した外国人に国内の技術を見せ外国人の歓心を買いたいというような印象を持つ方もいるかも知れませんが国内メーカーは既に外国での仕事を受注しています。

海外の空港でも日本メーカのシステムが導入済みなのです。

この辺の技術はスポーツ以上に日本のお家芸なのです。