常磐自動車道で起きたあおり運転と殴打事件で更なる被害が出ています。

加害者側の車に同乗していて犯行の様子をガラケーで撮影していた女性と間違われネット上で誹謗中傷を受けるという被害が出ています。

いわゆるデマ被害です。

加害者側の一人と間違われたというより勝手に犯人扱いしているだけなのです。

被害を受けているのは都内の会社経営の女性です。

原因はどうも加害者となった男性がSNSでその女性のアカウントをフォローしていたことが原因のようです。

そこから単に推測で犯人のうちの一人だと書き込んだものが一気に拡散したり同様に犯人扱いする人が増えてしまったのです。

このように一気に犯人たたきが始まったわけですが女性が実は加害者とは無関係の人物だとわかった途端にやっぱ違ったかというような書き込みもなされている始末です。

そんないい加減な根拠しか無いのに一生懸命ネットで書き込みをしているわけです。

以前も同様に高速であおり運転をして路上に車を止めさせトラックに後ろから追突され夫婦が亡くなるという事件がありましたがその犯人と同名の名前の付いた建設会社が勤務先と間違われネットで誹謗中傷を受けたり嫌がらせ電話が殺到するという事件が起きています。

当時もニュースになったのでほとんどの人は知っているはずですが、今回もあおり運転での事件なのに全く教訓が活かされていません。

慎重に確認するというよりも違ってもいいからとにかく書き込むという感じすらします。

匿名性の高いネット特有の現象のように感じます。

本当の被疑者かよく確認して書き込めばよいというものでもありません。

個人的に許せない、責任を追求したいという気持ちはわかりますがまずは人間の判断のいい加減さを自覚することの方が先だと思います。