魚が獲れなくなっているとよく聞くようになりました。

そりゃあ獲れないと年もあるだろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんがそういう問題ではありません。

原因はよくわかっていませんが年々獲れない種類が増えているようなのです。

あまりに獲れないので漁師を廃業したというような話も聞きます。

今年もそのような現象が続いています。

秋刀魚が獲れないようなのです。

去年もサンマが不漁という話は出ていました。

そのためか今年は秋になる前の夏頃から前倒しでサンマを出荷するという話だけは出ていました。

ところが秋刀魚が獲れて良い季節になってきてもほとんど水揚げがないようなのです。

これでは漁に出ても燃料代すら出ないことになってしまいます。

中国ではサンマの美味しさに気づいてサンマブームなのだとか。

中国の人がサンマを食べ始めたのと秋刀魚が獲れなくなったことが関係があるのかはよくわかりません。

魚全体の話であればお寿司が世界的に広がってきたことも原因となっています。

漁獲高の減少だけでなく他の国も魚を必要としているので獲れた魚が輸入できずに魚不足となるのならわかりますが現在の現象はそれとも少し違うようなのです。

日本では調理の手間がかかることや食べるときに骨を取るのが面倒だということで魚があまり食べられなくなってきていると聞きます。

その一方で食品原料や外食産業などで魚介類のニーズは依然として高いのだと思います。

食品産業で魚介類が必要とされているだけでなく最近の異常気象なども関係しているのかもしれません。

台風の発生の仕方や通るルートなども例年とは違ってきているように思います。

海水温の微妙な変化など気象条件が生き物に与える影響は大きいのかもしれません。