アフガニスタンで活動されていた中村哲医師が現地で襲撃され亡くなりました。

ご冥福をお祈りいたします。

当初命に別状はないと伝えられていましたが死亡が確認されたようです。

ペシャワール会の人も非常に残念そうでした。

以前も伊藤和也さんが武装勢力に襲撃され命を落としていますが中村さんは現地で活動を続けていました。

背景にはアフガン紛争や大旱魃による被災など食糧事情や衛生面の悪さから生活がままならない人がたくさんいるという事情がありました。

中村医師はアフガニスタンで医療支援等を行っていましたが水事情の悪さから水利事業の支援も行っていました。

これまでの医療支援活動の経験から命をつなぎさえすれば病気は後で治せる可能性があるという考えに行き着いたようです。

実際に1600箇所ほどの井戸を掘ったそうです。

このような活動が評価されアフガニスタンで名誉国民となり市民証を授与されていました。

通常外国人には認められていない会社や土地の所有が認められ査証(ビザ)も免除されるなどアフガニスタンの人からいかに信頼されていたかがわかります。

このような襲撃事件が起きるとタリバーンから犯行声明が出たりしますが、今回は関与を否定しているようです。

嘘でも売名に利用してはいけない人だという認識があるということではないでしょうか。