ジェネリック薬大手の日医工が製造している薬の自主回収を進めています。

ジェネリック薬とは新薬の特許期間満了後に薬の効き目が同等であることを証明する試験を受けた後厚生労働省の認可を受けて製造販売される薬のことを言います。

今回日医工が回収を進めている薬は全部で75品目に及びます。

同社のホームページでは医療関係者向けに回収薬の掲載をしているようです。

残念ながら一般の患者向けへの情報は掲載されていないようですので、気になる方は医師や薬剤師に飲んでいる薬が大丈夫かどうか確認してみましょう。

回収の理由は薬によって異なるようですが、主に管理指標を超える成分を含んでいることが主な理由のようです。

同様の事案として最近小林化工の薬が問題となっていましたが、今回はその件とは直接関係ないとのことです。

3月にも富山県が行政処分を検討しているとの報道がありますが、同社は行政処分は受けていないというコメントを出しています。

しかし報道はこれから処分を検討しているという内容で、現在2月ですので、どちらの言っていることにも嘘はありません。

昨年から自主回収が続いていたため県が調査を進めていました。

そのため行政処分はこれからなされることになるでしょう。

日医工は今回一般の患者向けに薬品名や販売名を公表していませんが、これは患者が勝手に飲むのを止めることを防ぐ意味もあるようです。

勝手に薬を飲むことを止めるのは危険な場合がありますので、気になる方は医師や薬剤師にご確認ください。