自動車のホンダが独自に開発した藻が発表されました。

その名も「Honda DREAMO」です。

なぜ藻なのかといえば、ホンダは自動車メーカーなので燃料が必要です。

それに排気ガスを出す製品を販売しています。

独自に開発した藻はCo2を吸収したり、バイオ燃料を作ることができるのです。

研究の過程で様々なことがわかりました。

培養液を調整すると、わずか3日で性質が変化するのです。

食品や化粧品の原料にしたいときはタンパク質が多くなるようにに調整し、燃料やバイオプラスチックの原料にする場合は炭水化物が多くなるように調整できるのだそうです。

培養する環境にもそれほど気を使わなくて良いようです。

夢のような藻という意味もあってDREAMOなのだと思いますが、名前負けしていません。

このような有益な研究も必ずしも順調に進むわけではありません。

研究が打ち切りになりそうな時期もあったようですが、困難に負けず研究を続け、成果が出たわけです。

開発チームのリーダの女性は小学生の時にアフリカの貧困について学ぶ機会があり、先生の「物資を贈ることも大事だけれども、物資だけでは自立できるようにならない」という話がきっかけで、ランプをバイオ燃料で点けることができれば、その光でアフリカの人たちが勉強し、自立できるようになるのではないかと考えたようです。

ホンダに入社するときも、ホンダにはCO2を吸収する義務があると言って入社したのだとか。

頼もしいですね。

藻の仲間であるクロレラについては様々な実業家も注目しています。

環境だけでなく貧困問題の解決にも役立つかもしれません。