扇風機で有名なバルミューダが風力発電機の開発に乗り出すようです。

確かに、風力発電施設を見て、大きな扇風機のようだと感じたことがある人もいるのではないかと思います。

ただ、バルミューダが開発しようとしているのはもっと小型のものです。

元々ある扇風機の技術を応用するのだそうです。

小型の風力発電機を開発し、太陽光パネルも組み合わせて、電力を安定供給できる製品の開発を目指しています。

最終的には、家庭で使えるような製品にしようとしているようですので、このような製品が開発され、普及すれば、電力不足の解消にも役立つででしょうし、原子力発電所をたくさん造る必要性も低くなるでしょう。

個人的には、羽を回す技術は、風力発電だけでなく、空飛ぶクルマなどにも使われるため、良い技術が開発できれば応用範囲は広いのではないかと思います。

もう進化することなどないと思っていた扇風機にも、まだ改善の余地があっただけでなく、これからもっと別の用途が広がってくるかも知れません。

研究自体は数年前から着手していたそうです。

ちゃんと先を見据えて自社の技術を開発していたということです。

風を作り出してきた会社なので、追い風を作り出すことにも長けていたのかも知れません。

物作りが得意であったはずの日本ですが、いつの間にかかつてのように世界標準となるような製品を生み出す機会が少なくなっているように感じます。

独創的な製品の開発に期待したいと思います。