登山者が利用しているアプリにYAMAPというアプリがあります。

スマートフォンのアプリです。

登山の際は通信手段がほしいところですが、山の中なので電波が届くとは限りません。

YAMAPはGPSを利用し、電波が届かないところでも位置が確認できます。

2021年の時点で、登山者の約7割が利用しているそうです。

登山計画を作ったり写真を投稿する機能もあります。

三重県警と三重県は、このYMAPを利用して登山計画を提出できるようにして、遭難の恐れがある場合は県警に位置情報が提供されるようYMAP社と協定を結びました。

すでに全国16の府県警で協定が結ばれています。

電波が届かないところでも位置情報が取得できるといっても、電気製品ですので電池が切れれば万能ではありません。

何か代替の機器がほしいところです。

スマホだけに頼るのではなく、入山者には、発電機能付きの発信機のような物を持たせるようにするなどの方法も考えられます。

簡易基地局の役割を果たす機械でもできれば便利なのですが。

それでも、現状スマホのアプリが使えるのなら、活用しない手はありません。

三重県だけでも2022年だけで86人が遭難し、うち70人は登山届を出していませんでした。

アプリを活用し登山届けを出すだけでも、捜索はしすくなります。

山岳救助は、登山者だけでなく、救助する側にも危険が生じるため、登山の際は、登山計画を作成し、きちんと登山届を出すようにしましょう。