イラン(イラン・イスラム共和国)がイスラエル(イスラエル国)にドローンやミサイルによる攻撃を行いました。

先に、イランはイスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したと非難し、報復を示唆していました。

アメリカ(U.S.A)のバイデン大統領は、イスラエルに報復しないようにと警告しているようです。

状況は最悪の事態ですが、ドローンの到達には時間がかかることや、攻撃場所が限定されていることから、本格的にイスラエルを攻撃するというよりも、イラン大使館を攻撃されて黙っていては、国内の不満を抑え込めなくなるため、イスラエル側に大きなダメージが出にくいが、大々的な攻撃に見えるように攻撃しているようにも取れます。

とはいっても直接攻撃されればハマスの時と同じように、イスラエルはイランを攻撃しかねません。

イスラエルはすでに核を保有していて、イランも保有しているか、保有していないとしても短い期間で製造できるだけの体制が整っているとアメリカ側は分析しています。

今回の衝突前に、イスラエルはすでにイランの核保有を懸念していて、モサドがイランの核科学者を暗殺しています。

このような状況も踏まえて岸田首相は、今回のイランによるエスカレーションを非難しています。

一歩間違えば、核戦争に発展しかねない事態となっていますが、両国とも戦争慣れしていることもあって、お互いの攻撃によって直ぐに核ミサイルを撃ち込むという手段には出ないのではないかと思います。

しかし、周辺諸国も含め事態は混迷を深めています。