政府が難民の受け入れ枠を拡大する方針であることがわかりました。

日本は難民を含め移民の受け入れには慎重なのですが、人道的な立場からは全く受け入れないわけにも行きません。

難民問題自体というよりは日本の人口減や地方の過疎化が進み、誰か人が住んでいないとまずいのではと思い始めたのだと思います。

こういう話を聞くと難民だらけになるのではと心配する人もいるかも知れませんが、現行が年に約30人前後の受入数です。

これを2020年までに倍増させる方針です。

といっても目指している数字が60人前後ですから、これまでいかに慎重だったかということがわかります。

トランプ政権に代表されるように欧米諸国では難民に対する風当たりが強くなっています。

寛容な国といえばメルケル政権のドイツでしょうか。

ただ、難民に対する政策も理由の一つとなってメルケル政権も影響力を失いつつあります。

日本は自国の衰退の危機と海外の難民に対する反発が強いことから第三国定住制度を見直すことになったようです。

通常、難民はいきなり日本を目指して亡命しようとはしません。

命からがら近隣へ逃げ安全な定住先を探すことになります。

母国から近隣諸国へ逃げた難民を受け入れる第三国に日本が名乗りを上げたわけです。

当面やってきそうなのはミャンマー難民です。

太平洋戦争に巻き込んでしまった国として受け入れる理由は十分にあります。